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早稲田・慶應附属合格に向けた1年間の勉強スケジュール|中学3年生の学習計画

早慶合格のイメージをつかめていますか? 早慶附属合格に向けて残り1年間、何をいつまでにどのレベルまで到達しておくべきなのか。 この記事では、早慶合格の全体像をつかんでいただくために、数学の具体例を中心に「夏前」「夏」「秋 […]

早慶合格のイメージをつかめていますか?

早慶附属合格に向けて残り1年間、何をいつまでにどのレベルまで到達しておくべきなのか。

この記事では、早慶合格の全体像をつかんでいただくために、数学の具体例を中心に「夏前」「夏」「秋」の3ステップに分けて解説していきます。

早慶附属合格に向けた大きな指針になる内容ですので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

早慶合格に向けた1年スケジュールの全体像

早慶合格に向けた1年スケジュールの全体像

まずは、早慶合格に向けた1年間の全体スケジュールを把握しておきましょう。大きな流れを先につかんでおくことで、日々の勉強の意味が明確になります。

3月〜7月(夏休み前)|とにかく単元消化を頑張る

3月から7月、夏休み前までの期間は、とにかく単元消化を頑張ることが最優先です。

数学であれば、三平方の定理・円の計量まで全部終わらせてください。英語は、中3で学ぶべき文法を全部やりきってください。

なぜかというと、夏休みに入ったらとにかく過去問演習をやりたいからです。夏休みに過去問を解き始めるには、入試に出る範囲をひと通り学び終えている必要があります。

夏休み前半|法政第二レベルの入試演習と単元別演習を始める

夏休みに入ったら、まず法政第二レベルの入試演習を始めてください。

法政第二を最初のステップに選ぶ理由は、以下の通りです。

  • オーソドックスでスタンダードな出題
  • いろんなジャンルのバランスがすごく良い
  • 王道な知識・解法を問う内容

法政第二の過去問で、自分の基礎力がどれくらい積み上がっているのかを確認するのが狙いです。つまり、基礎力のチェックに法政第二を使うということです。

同時に、入試演習だけでなく単元別演習もスタートしましょう。

数学でいえば、一般的に「展開・因数分解」「平方根」「二次方程式」と、いろんな単元に分かれて勉強します。しかし、実際の入試問題は蓋を開けてみると、展開・因数分解と平方根が混ざった計算問題のように、複数の単元がごちゃごちゃに組み合わさって出題されるわけです。

その組み合わさった入試問題用のテキストを使って演習するのが、単元別演習です。

英語でも同様の考え方があります。たとえば、以下のようなテーマでまとめ直します。

テーマ例内容
NOTを使わない否定表現NOT以外の否定表現だけをまとめて演習する
thatの識別形容詞のthat・接続詞のthat・関係代名詞のthat をまとめて演習する

「この問題はどの単元?」と聞かれると「この単元とこの単元とこの単元」となってしまうようなテーマを、ひとくくりにして新たな区切りで学び直すのが、単元別演習の目的です。

夏休み後半|中央大学・明治レベルの入試問題へステップアップする

夏休み後半も単元別演習はそのまま進行しつつ、中央大学・明治レベルの入試問題まで手を出してほしいところです。

中大・明治レベルになると、より複合的に問題が構成されてきます。いろんなジャンルが組み合わさってくるので、「この知識も自分の中に入れておかなきゃいけないんだな」「ここの知識、自分は弱いな」と確認できる良いレベル帯なのです。スタンダードから少し逸れてくるので、弱点の発見に最適といえます。

具体的に各学校の入試問題の特徴は、以下のような印象です。

  • 中大高校:計算力が求められる問題がたくさんある上、問題もすごく凝っていて面白い。けれど、基礎からは逸脱しすぎない。
  • 明大中野八王子:基礎の頂点みたいな位置づけ。基礎からは離れすぎず、かといって簡単すぎない絶妙なレベル。
  • 明大明治:ちょっと難しすぎるかなというイメージ。

9月〜10月|単元別演習をメインに、入試演習は少なめに

夏休みが終わった9月・10月は、ベースとして単元別演習をそのままやり続けるのが良い進め方です。入試演習は少し量を少なめにして構いません。

その理由は、以下の通りです。

  • 学校の行事が意外と多い
  • 定期テストもある
  • 英検を受ける子もいる

夏休みに比べて勉強時間がなかなか取れないため、この時期に入試演習ばかりやってしまうと、単元別の実力がつききらないという問題が起きます。

たとえば、「比較は8割くらい」「関数も8割いける」のように、中途半端な状態になりがちです。

早慶に行く人は、一つひとつの単元がぬるいと落ちます。ここできちんと極めきることが本当に大事で、受験指導をしていてつくづく感じるポイントです。

しかも、夏休みに入試問題を解くと、点数も出て、やりがいもあって、みんな楽しくてウキウキするものです。「何点だった?」と盛り上がったりもします。

ただ、実際の実力をつけるためには、単元別に戻ってしっかりやらないといけないのです。そのため、ここは一回我慢して、最後の基礎力をつけてください。

11月|立教・早大本庄レベルの入試演習と応用テーマを解く

10月が終わったら、11月は立教・早大本庄といった、実際の早慶レベルの一歩手前もしくは同等レベルの入試問題を解いてください。

加えて、単元別演習では王道からは若干外れたテーマをやるのがおすすめです。

教科おすすめの応用テーマ
数学整数問題、規則性の問題
英語動名詞を確実に取る動詞の識別、不定詞との使い分け、第4文型・第5文型を作る動詞の整理、助動詞の言い換え

英語については、細かいことを全部覚え切りたい期間です。早慶入試では絶対に出題されるポイントばかりなので、この時期にきっちり仕上げておく必要があります。

12月|早慶本番レベルの入試演習で最後の詰めに入る

12月に入ったら、慶應義塾・早大学院・早大本庄といった早慶本番レベルの入試演習をして、最後の詰めに入ります。

 

3月〜7月|早慶レベルに対応できる骨組みを作る

3月〜7月|早慶レベルに対応できる骨組みを作る

ここからは、各時期をさらに細かく見ていきます。まずは3月から7月の5か月間で何をすべきかを掘り下げます。

とにかく量をこなして知識のベースを押さえる

3月から7月にやりたいことは、早慶レベルに対応できる骨組み作りです。

考え方や必要な知識のベースを押さえることがとにかく大事なので、とにかく量です。たくさん問題を解いて、たくさん頭の中に入れてください。

具体的な進め方は、以下の通りです。

  1. 授業で新しい単元を学ぶ
  2. その授業でやった内容の類題をひたすら解く
  3. 類題を通じて「これは例外なんだな」「これは基本的な考え方なんだな」と体系的に整理する

たとえば「等積変形」と言われたら、「はいはい」とすぐ反応できるようになってほしいです。完璧に全部説明できるレベルまでとは言わないものの、聞かれたらパッとイメージが湧く状態を目指してください。

数学で目指すべき「語れるレベル」の具体例

数学では、各テーマについてパターンや例外まで含めて語れる状態が理想です。

たとえば「面積二等分」というテーマ一つとっても、様々なバリエーションがあります。

  • 三角形で頂点を通るパターン
  • 三角形で頂点を通らないパターン
  • 平行四辺形のパターン
  • 台形のパターン

さらに「等積変形にも例外があって」くらいまで語れるようになっておくと、「数学できるな」と思えるレベルに達している証拠です。

英語で目指すべき「使えるレベル」の具体例

英語については、7月までに達成しておきたい力があります。

  • 英作文を書けること
  • 語数に過不足のある並び替え問題を最低限解けること

語数に過不足のある並び替え問題を解くには、イディオム(慣用表現)をちゃんと覚えていなければならない上、いろんな知識の引き出しから必要なものを取り出せなければなりません。

単元の説明だけ読んでなんとなく分かった気になっているパターンが一番危ないと言えます。穴埋め問題でなんとかなるレベルではダメです。

比較表現で言えば、いわゆる富士山構文(「No other mountain in Japan is higher than Mt. Fuji.」のような最上級の書き換え表現)は当然覚えているとして、「all」「one of」を使った表現だけでなく、本当に細かい比較表現まで全部入れられるかが、7月までに問われます。

 

夏休み|アウトプット力の確認と入試を分析する

夏休み|アウトプット力の確認と入試を分析する

夏休みに入ったら、やるべきことはアウトプット力の確認です。法政・中大・明治といった学校の過去問を解くことで、自分の力を客観的に点検していきます。

過去問は自己点検の目的で使う

法政・中大・明治などの学校の過去問を解く意義は、自分の内側にある知識を一旦外に出してみることにあります。

実際に問題を解いてみると、「ここの単元は理解できているんだな」「ここは予想よりも理解できていないな」といった発見があるはずです。意外とズレがありますから、そのズレに気づくことが重要です。

過去問を点数で一喜一憂する道具にするのではなく、自己点検のツールとして活用してください。

入試分析で「難しくなり方」を感じ取る

夏休みの過去問演習では、入試分析も同時にやってほしいポイントです。学校によって問題の出題傾向や雰囲気はまったく違います。その違いを感じ取れるようになることが大切です。

食塩水の問題を例に、レベルごとの違いを見てみましょう。

レベル出題内容のイメージ
法政第二レベルAとBの食塩水を組み合わせる。どのテキストにも載っている、聞いたことのある基本問題。
明大中野八王子レベルAとBを200gずつ取って、それをCに入れるなどの操作が増える。理解力が深くないと解けない。
早慶レベル上記のような操作を3回やる。「何を言ってるんだ」と感じるほど複雑になる。

食塩水という同じテーマでも、上記のように難しくなることを理解するのが、入試分析の目的です。

図形でも同じことが言えます。

レベル出題内容のイメージ
法政第二レベル正四面体という王道な図形の体積を求める。テキストに載っている問題。
明大中野八王子レベル正四面体を切り抜いた図形について問われる。
慶應レベル正十二面体の展開図を考えるなど、見たことのない設定になる。

このように過去問を解き続けることで、「ここでつまずいているんだな」と具体的に理解できるようになります。

たとえば「食塩水は明大中野八王子レベルまでいけるけど、図形の立体になると全然解けない」といった形で、自分の実力の境界線が見えてくるのです。

夏休みの過去問演習は、自分を知る機会であると同時に、この先どう難しくなっていくのかを捉える機会でもあります。

9月〜10月|早慶レベルの単元別演習でじっくり深い思考力を鍛える

9月〜10月|早慶レベルの単元別演習でじっくり深い思考力を鍛える

夏休みが終わった9月から10月は、早慶レベルの問題の単元別演習を、時間をかけてじっくりやる期間です。これまでの単元別演習とは取り組み方が大きく変わります。

1つの問題に40分〜1時間かけてもいい

この時期の単元別演習では、とにかく1つの問題にじっくり時間をかけて解いてほしいです。40分でも1時間でも構いません。

なぜかというと、特に数学の話ですが、早慶の数学の問題は大体見たことない問題ばかり出てくるためです。関数ではあるものの渦巻きになっているなど、初見の問題が登場します。

ただ、別に初見だからといって、何か新しい解き方をしなきゃいけないわけではありません。これまで自分が積み上げてきた知識のうち、どれかを使えば必ず答えにたどり着くように入試問題は作られています。

慶應の過去問で見る「複合的な力」の具体例

具体例として、慶應義塾高校2020年の大問4の(5)「平面図形の円」の問題を紹介します。

この1問を解くために必要な知識とステップは、次のように多岐にわたります。

  1. (1) 90度の相似を見抜く
  2. (2) 30度定規という三平方の定理の知識を使う
  3. (1)と(2)を組み合わせて(3)に進む
  4. 平面図形でいろいろ長さが等しいところをメモして、二等辺三角形を見抜く
  5. 150度を出す
  6. 最終的に相似でゴールする

「これは何の単元?」と聞かれると「平面図形」なのですが、実際には相似も三平方も円の性質も二等辺三角形の性質も全部必要です。

三平方だけ極めていても仕方ないし、90度の相似ができるだけでも使えなければ意味がありません。あったとしても使わない場合もあります。

いろんな自分の引き出しからどれが使えるかを即興で試して進んでいく力が大事なのです。

手探りで解法を探す力が早慶合格のカギ

法政や中大・明治レベルの入試問題では、使うべき知識が比較的見えやすくなっています。しかし、早慶レベルになってくると見にくくなるため、自分で手探りで解法を探していく力が必要になります。

単元別演習という名前はついていますが、この時期は「複合的な問題に対して、どのアプローチを使って、どのアプローチを使わないかを、ゆっくり試し続ける期間」です。

たとえば先ほどの平面図形の問題は、答えを見たら「こんな感じで解くのか」と理解できるはずです。夏頃の実力があれば、解説を読んで納得することは十分にできます。

ただ、それをやったところで力はつきません。

初見の問題を自分が手探りで進む力が大事なのであって、だからこそ1つの問題に40分とか時間をかけてほしいのです。

実際に慶應を受けて合格した子は、1時間くらい粘って、1時間後に「どうしても解けませんでした」と持ってきていました。それくらい時間をかけてもいいので、自分で使えるものはないかと試し続けることが重要です。

それをやり続けることによって、深い思考力が得られていきます。

早慶合格には「見通しを持って勉強すること」が何より大切

早慶合格には「見通しを持って勉強すること」が何より大切

ここまでの話を踏まえると、早慶に合格するためには見通しを持って勉強することが大切だということが伝わったのではないでしょうか。

「やっただけ」では足りない

「英語ができないから、文法書を1冊完成させた」「図形問題ができないから、単元別演習を全部やった」だけではいけません。

過去問を見て、どんなレベルの問題が出るのかを確認し、今の自分には何が足りないのかを常に照らし合わせながら、自問自答して考えていくことが大事です。

一人ひとりの「今、何が必要か」を見抜く

学習塾を運営しているなかで、私たちの一番の強みだと感じているのは生徒の「今、何が必要か」を見抜く力です。

  • 生徒一人ひとりの授業中の顔色
  • 自習室でどんな勉強をしているか
  • 途中式の書き方
  • 英作文の中身
  • 日々の対話

そういったものを通して「今この子はここにつまずいている。だから今はこれが必要なんだろう」ということを読み取り、伝えていく。

そのためには大人数の授業ではなく、少人数で一人ひとりを見て「今あなたにはこれが必要だと思うよ、だからこれをやった方がいいよ」と伝えられる環境が不可欠だと考えています。

不安を良き糧にして、この1年間に勝負をかける

人一倍、自分のこれからの将来のことを深く考えられる子ほど、とにかくたくさん不安がつきまとうものです。だからこそ、この不安を良き糧にしてほしいです

「この1年間勝負をかけて、早慶合格したい」そんな気持ちを持つお子さんと一緒に頑張っていけたらと思います。

今日の内容を踏まえて、早慶に行くためのイメージはグッと高まったのではないでしょうか。

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