思慮深い人は、学歴もきちんと取りに行く
「川崎学舎は受験がゴールの塾ではない。頂上には『自分にとってのいい人生』がある。」という台詞が、学舎の合格者インタビューで1番感動した言葉です。小学6年生が、台本もなく、即興で自分の言葉を紡ぎ、学舎をいい人生を考える場所だと表現してくれたことが、僕は嬉しかった。
小さな問いの集積が、人生の主題をつくる
子どもたちには「何に関心があり、どんなことへの関心は薄いのか」「何に全力を出してしまうのか」「何にワクワクするのか」「どんな行為は大変だと感じるのか」といった問いをさらりと投げかけるようにしています。こういった問いと言語化の集積が「自分にはどのような生き方が理想なのか」という大きな軸をつくる主題へ変わっていくと信じているからです。
「在りたい自分像」が、学びの意味を変える
人生に主題が生まれると、学びの見え方も変わります。「クレバーな人で在りたい」「面白い人で在りたい」「善い人で在りたい」と願うなら、自分の見方だけで満足せず、新しい視点を知り、物事を冷静に分析して筋道を立てて考える力がほしくなる。国語で読む文章は、自分の知らない世界と出会い、自分や社会を捉え直す視点へと変わります。数学は、物事の関係を捉え、結論に必要な条件を見抜く力を育んでくれると感じるようになります。勉強が、試験のために課された作業ではなく、在りたい自分像に近づくための意味のある営みへと変容していくのです。
受験と人生を1本の時間軸に置く
自分にとっての素敵な人生を考えることと、目の前の受験勉強に全力で向き合うことは、対立する考えではありません。川崎学舎では、長期的には子どもと「どう生きたいか」を考えつつ、短期的には合格に必要な知識や技術をストイックに身につけてもらいます。将来像はぼんやりしていて構わないのです。それでも「このまま進めば、なんだか未来がよくなるかもしれないな」と感じられている状態であれば、目の前の学びに意味を見出せるはずです。
遠い未来への予感を、今日の努力につなげる
受験合格は人生の頂上ではない。けれど、頂上へ続く大切な通過点なら、本気で乗り越えに行く。遠い未来への予感と、今日の勉強へのストイックさを1本の時間軸のなかに置く。思慮深く自分の人生を考えるからこそ、学歴もきちんと取りに行ってほしいのです。
門野坂
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